久々の投稿です。
昨年の2月26日、フットサルの最中にボールを蹴ろうとしたときに滑って、真後ろに転倒し、右手首を骨折しました。そして、 3月1日に手首の折れた部分を固定するプレートを入れる手術を受けたのです。
手術から数か月は、ブログに書いた通り、リハビリが必要でしたが、夏ごろから日常生活に不自由を感じなくなる程度に直ったのです。
そして、とうとう、昨日、プレートを取り出す手術を受けました。この手術の正式名称は、「骨内挿入物除去術」といいます。
なんと、こんなものが11か月近く橈骨遠位端に取り付けられていたのです。
チタン製のプレートのようです。チタンは、軽量であり、強度も高いので、骨を固定する金属としては最適なのでしょう。
今回は担当医の勧めにより、部分麻酔で手術を受けました。全身麻酔に比べて、体への負担が少ないとのことです。
ただ、部分麻酔の場合は、手術中ずっと意識があります。
案の定、手首にメスが入れられる前は、滅茶苦茶緊張しました。手術している間に麻酔が切れたらどうしようとか、本当に痛くないのかとか、いろいろと妄想を膨らませてしまうからです。
手術室では音楽がかかっているのですが、先生がちょうど手首にメスを入れるときに、僕が好きな曲がかかったのです。BJトーマスの「雨にぬれても」でした。ですので、曲と一緒にハミングしていたら、少しだけ緊張がほぐれ、手首が開かれたこともほとんどわからずに時間が経過していきました。
ただ、痛くはないのですが、何かやっているなという実感はあります。それから、かすかにではありますが、スクリューを外しているときに回転している様子や、最後に傷を縫合している様子はなんとなく感じることはできました。まったく痛くはないのですが、かすかな感覚はあります。
自分の肩と腕の間に仕切りが設けられるので、実際に手術を行っているところは見ることはできないのですが、音は聞こえるので、大体どのあたりまで経過したかがわかります。
手術が終わった後は、すぐに二本足で立てました。ただ、ふらつく可能性もあるので、看護師さんが車いすに乗せてくれて病室まで戻りました。
手術後すぐ自宅に帰れるわけではなく、抗生剤などを打ち、次の日に傷を確認してから帰れました。
今は、当然ながら、手術後の痛みはあります。指は問題なく動かせて、今もこうしてタイピングできているのですが、手首を完全に回動させることはまだ難しいようです。
ただ、身体の回復力は、前回の手術後にも経験しているので、焦らずに徐々に元の機能を取り戻していこうと思います。
傷の抜糸は来週の水曜日になりました。抜糸して、治療は終了となります。
同じように橈骨遠位端を骨折した人たちのためになればいいなと思って、この骨折記・リハビリ記を書いてみました。というのも、僕も昨年一番痛みがひどかったときに、同じような手術を受けた人たちのブログを読んで大いに励まされたからです。
昨年の1月にプレート除去の手術を受けた俳優さんが、アメリカでプロボクサーになっていたので大変びっくりしました。
橈骨遠位端骨折 | 荒川泰次郎オフィシャルブログ「MADE IN 泰次郎」Powered by Ameba (ameblo.jp)
プロデビュー | 荒川泰次郎オフィシャルブログ「MADE IN 泰次郎」Powered by Ameba (ameblo.jp)
僕は骨折した後、もうフットサルはやめようかなと一時期弱気になっていました。また、もう50を越えているのでもう潮時かな、とも思っていました。
昨年の夏ごろにフットサルに復帰したのですが、昨年はずっと低空飛行でした。コロナ禍でメンバーが少なくなったのも影響しています。
しかし、今年に入ってからまた不思議とやる気が出てきて、ボールタッチの練習や体幹トレーニングも始めました。いつも参加している新宿中央公園の多文化共生フットサルでは、みなさん暖かく迎えてくれるし、他にも声をかけてくれるクリスチャンのフットサルの会があるので、できる限り続けようと思っています。
骨折してみて、ひとつ一つの動作を大事にするようになりました。怪我をしないようにするためにはどのように動けばよいのか、よく考えるようになりました。
それから、入院してみてよかったのは、やはり、医療従事者と接することができたことですね。なんて立派な方々なんだろうかと感動することが多かったです。
今回の手術は、最初から最後まで意識があったので、全行程を観察することができたのですが、医者とスタッフの方々とのチームワークが本当に素晴らしいですね。
手術が終わった後、みなさんからお疲れ様と言っていたただき、とても感動しました。
骨折も入院もなるべくしない方がよいと思いますが、神様はすべてのことを益としてくださると改めて思いました。
「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っているからです。」(ローマ人への手紙8:28)