2022年3月16日水曜日

骨折記 その④ 痛み

今日は手術を受けてからちょうど2週間経ち、抜糸してきました。完治まで3か月くらいかかるとのことです。

診察の後、理学療法士さんの指導によりリハビリを受けました。30代くらいの若い療法士さんで話がとても面白かったです。レントゲン写真を一緒に見て、今の状態を詳しく説明してくれました。

僕はまだグーを握ることができず、手首があまり動かない状態です。しかし、療法士さんは、手首を付いたり、重いものを持たない限りは、手を動かしてよいとおっしゃっていました。痛みを感じても、しばらくして収まる程度なら問題ないとのことでした。

手術が終わり、麻酔が切れた後の手の痛みはものすごいものでした。今までに経験したことのないくらいの痛みです。体にメスを入れるということはこういうことかと思いました。看護師さんも手術前に痛みがあることを教えてくれました。幸い、手術に翌日はだいぶ痛みが引きました。

手術後は手首にシーネを当てて包帯をしていたのですが、退院してからは、特に夜中にジンジンと痛みがでました。痛み止めを飲んではいるのですが、それでも夜中に痛みはでます。結局ほぼ毎晩、痛みで目が覚めてしまいました。

でも、夜中に痛みで目が覚めたとき、同じような経験をした方々のブログにひとかたならず励まされました。やはり、自分の経験を綴っておくといつか誰かの役に立つかもしれません。

昨日の夜も痛みで目が覚めましたが、2週間も痛みと付き合っていると慣れてくるものです。今はコロナ禍により在宅ワークが可能になったので、時間を調整しながら睡眠不足を補うことができます。

僕の痛みなど、今世界で痛みを感じている方々に比べれば全然大したことがありません。しかし、痛みを通して初めて学べることも多いことを思わされます。

それは、痛みは真実だということです。痛みはリアルです。

現在、ロシアがウクライナに侵攻し、世界が大変な状況になっています。それに伴い、激しい情報戦が繰り広げられ、プロパガンダも流されています。

イデオロギーにはまやかしがあります。しかし、人々の痛みには真実があります。

ニュースを見ると、ウクライナの人々の苦悶に満ちた表情を見ます。それと同時に、ロシア国内でもこの戦争に反対し、苦悩している方々がいます。

この痛みは真実なのです。偽りがありません。この痛みにこそ目を向けていかなければならないと思わされまています。

だいぶ真面目な内容になってしまいました。骨折記はとりあえずここまでにしようと思います。

骨折を機に、もう少しブログをちゃんと更新しようという気になりました。

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